悩み
- オフライン限定の講義形態による運営工数の肥大化と、参加者の物理的な制限
施策
- オンデマンド配信システムOneStreamの導入、決済インフラStripeの整備
効果
- 運営コスト60%削減とCX改善。また、全国からアカデミー参加が可能に
悩み:属人化した運営方式が、アカデミー拡大のボトルネックに
株式会社キャスティングドクターが運営するMMAは、医師に対し質の高い講義とコミュニティを提供するアカデミーとして、2022年より運営され、累計参加医師約100名を超える人気を誇っていました。その一方で「運営体制」に大きな課題を抱えていました。
講義は基本オフラインとなるため、会場の設営、当日の受付、参加者リストの管理、そして決済は銀行振込を中心としたアナログな運営です。年々アカデミーの規模が拡大するにつれ、これらの事務作業に要する工数は膨れ上がり、運営管理業務を圧迫していました。
参加希望医師も年々増える中、物理的な制約と手作業による管理がスケールの拡大となっていました。
施策:講義のオンデマンド化と、契約から支払いまでの電子化
①One Streamの導入
これまでの講義形態にオンライン形式を追加すべく、オンデマンド配信ソリューションのOneStreamを導入しました。OneStreamはオンライン講義やサロン運営における動画配信プラットフォームを提供するサービスです。これにより、運営コストを削減できただけでなく、参加者側も時間や場所を気にせずに講義を視聴することが可能になったことで講義への参加率も向上しました。

②Stripeの導入
施設の魅力が伝わる高画質な画像や360度ビューコンテンツを配置。さらに、トップページから常に目立つ位置に**「LINE友だち追加ボタン」**を配置し、予約に至らなかった見込み客も獲得できる仕組みを実装しました。
オンライン決済サービスのStripeを導入したことで、これまで振込で行っていた支払いをオンラインで完結する事ができるようになりました。利用者側の手続きが簡単になっただけではなく、運営としても契約や更新タイミング都度で参加者全員と細やかに連絡を取り合う必要がなくなりました。なにより神経をつかってチェックをしていく作業から解放されたことがなによりのメリットだと代表の田代様は仰ります。
また、Stripeのダッシュボードでは、参加者の商品タイプ選択傾向や離脱率なども分析できるためこれまで以上にきめ細やかなサポートを実現できる期待感があります。

※Stripe導入時のイメージ画像です
そしてOneStremとStripeはAPIで連携可能なため、その点もこれまでの運営を大きく改革することができたポイントに繋がっています。例えばOneStreamで作成した商品プランや懇親会メニューを作成し、購入用リンクを発行し購入いただくと、そのまま購入実績がStripeで反映されます。これによりサービスの管理・周知はOneStreamで完結し、売上の管理はそのままStripeで反映というインフラが成り立ちます。
効果:これらの運営インフラ導入により感じている変化ポイント
①運営工数の劇的な削減とミスの防止
オンライン決済の導入により、入金確認や督促といった事務作業が自動化。また、オンライン講義の併用により、会場運営にかかるスタッフのリソースを大幅に削減できました。結果的に約60%程度のコストカットに貢献しました。
②参加者のCX改善
「好きな場所で学べる」「多様な決済手段が選べる」という柔軟性が、参加者のストレスを解消。結果として満足度が向上し、既存メンバーの継続率にもポジティブな影響を与えています。
③参加者の全国拡大
オフラインの制約がなくなったことで、これまでアプローチできていなかった地方在住の経営者や多忙なビジネスパーソンの集客が可能になりました。
MMAの今後:効率化したリソースを、さらなる「コミュニティの質改善」へ
今回のリブランディングは、MMA視点で見ると、運営効率化であると同時に、未来に向けた攻めの基盤づくりでもありました。
今後は、事務作業の削減によって生まれた時間を、受講生同士の交流促進や、コンテンツの更なるブラッシュアップに充てていく予定です。テクノロジーを活用して運営の標準化を進めつつ、AIには代替できない熱量の高いコミュニティ運営を確立させ、アカデミーの更なる発展をめざします。